添田知道「教育者」

 朝5時半からウォーキング。城跡付近にかかると、神社で柏手を打って、真摯に合掌するすがたを見て、宗教が違うとはいえ、何かこちらがただされる想いが。その方は、ビニール袋を提げ、ひばさみを片手にゴミを拾いながら歩いていった。何か一つでも世の中のために、という心がけが伝わってくる。公園で写真を撮りながら、橋のそばに座っている野菜売りのおばさんからナスとサヤインゲンを買う。おばさんが、電話をかけるために30円必要だといっていた。ナスが100円、サヤインゲンが100円だったが、230円差し出す。するとおばさんが、サヤインゲンをおまけにすると言った。実は多く払っているのだが、とても善良なおばさんの勘違い、いちいちこまく言いたくはない。ありがとうと私は言って、その場を離れた。帰宅7時。朝食準備。10時頃までコーヒーを飲むなどして寛ぎ、あとは午前中は原稿の仕上げ、タイムスへ送信。その後、主人が主人の姉に自分の作ったジャガイモとサツマイモを送りたいというので、いっしょに入れるお菓子を買いに某デパートへ。帰宅して昼食づくり。午後に荷物発送。あとは、暑いせいかで、やるべきことが手につかないので、時間はまだ午後3時だが、夕食づくり。のこりの時間で読書。古い本だが、添田知道の「教育者」。なかなか骨のある芯の通った小説内容に共感する。売文社などにいたことがある人物だ。歴史背景が、芯がとおている人間が書くものは、実に分かりやすく明解であると感じ入る。

 あとは、やったことと言えば、福祉バンクに、衣類や食器を届けたこと、そして葡萄5キロばかりを腐らないように、とにかく大鍋で煮ておいたこと。あしたジュースにするなり、ジャムにし、冷凍するなり処理しなければならない。それと敬老の日の景品を残る最後の方にやっとお渡しした事。