20回の読み直し

きのう日曜日の午前中は教会と、午後からは文芸誌の合評会。20代の才能ありそうな書き手が入ったことで、大いに座が盛り上がった。今回は自分のはどうでもいいという感じでいた。ただその道のプロに、取材能力があると言われたことが励みになった。これまでの合評会に比べて大いに盛り上がった。一つ感心したのは、二人目のお子さんを出産間近だという、これは中央の出版社が本を出してくれる作家なのだが、ご自分が、この忙しいさ中に、同人の書いた作品を20回も見直し、A43枚もの批評を書いてくださったという。私はどうか、自分に同人の作品が回ってきたときは、2回、多くて3回の読み直しである。私は彼女を尊敬する。プロといって高ぶらず、真摯に他人の原稿に目を通す。誰にでもできることではない。

 きょうは墓参り。午後はバッハカンタータを聴きにいく。