世間から隔絶

夕べは久方ぶりに、クロイツェルは庄司沙也加、ホ短調は諏訪内をじっくり聴く、すばらしい才能。本気でクラシックを聴くと、膨大な時間をいつの間にか失う、ということばは適切でないが、とにかく時間がかかるのだ。けれども、確かに心満たされる。誰もかれもがストラッド。もう1600,1700年代で最高のヴァイオリンは出尽くしたのか。古いものが今に新しく輝く好例だ。

ホ短調は、ただただ諏訪内の絃に感服していたはずが、今朝目をさましたときには、オケ、あれはN響だが、そちらのソロを支える音程がビーっと心に通ったのは自分でも意外だった。

きょうは市場公開で買い物の予定。風邪は治りきってはいない。あとは、家で静かに過ごすつもり。世間と隔絶、断絶してしまったような心境にもなっている。