茶話会

 このブログは本での参加だったはずだだけれども、途中から日記代わりに利用したくなった。

 昨日は、午前は主人の原稿読み。ほとんど完全原稿なので、校正を含めても、それほど大変ではないが、端から端まで注意深く読むにはやはり時間がかかる。400字詰めで140枚はあろうかと思う。

 午後は、地域のいきいきサロン。高齢者向けの茶話会。市の意向もあり役目がら開かせていただいているが、これは女性部の役員の方々の協力もあり、また自治会解体かの危機にあるなか、その緊張感もあってか、参加協力しなければという意識から、ふだん出ていらっしゃらない方々も参加。終わってほっと一息。やはり皆さん自分よりは大先輩なので、けっこう神経をつかっているつもり。100歳以上全国に6万人とは一昨年のデータだったろうか。健康寿命をいかに延ばすかが闘い。

健康維持にはウォーキング

 

 

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 前日に朝5時からのクラシック倶楽部の番組をみると、昨年に見たものが再び続くのだなと。5時半に起きて、辛うじて庄司紗矢香ドビュッシー、メナヘムのショパンを聴く。やはり30分でも豊かな時間だ。名曲アルバムでドボルザークの歌曲を聴く。
 健康維持にはウォーキングが欠かせないと私はかたく信じているわけで、もうそう寒くもないので、歩き出す。徒歩15分で商店街のアーケードに着く。こちらに向かって歩いてくる女性。シルエットで同じ役員をしているHさんだとわかった。冬のあいだは、このアーケードを4,5往復しているという。一緒に歩いてもいいかと訊くと、いつも歩いている友達が休んでるのでどうぞと。彼女は年中欠かさずに4時ごろから歩いている。一緒にこのアーケードを速足で3往復、私にとってはけっこうな運動量となる。公園での朝の体操から帰ってきた方々に挨拶しながら、最短距離で帰途に着く。途中小学校の築山の写真などを撮る。天のプレゼントと思えるほどのまばゆい朝日を浴びながら7時すこし過ぎに帰宅。午前中は事務的なこと、入学式、卒業式への出席の可否の葉書を出したりなどする。宮本輝をすこし読む。昼頃、会合に出かけた主人から電話が入り、送っていって欲しい方がいるというので、会議場まで急行、送り届ける。午後は主人が原稿の印刷に入るというので、自分が外していた方がはかどるかとの思いもあり、近所のT子さん、誰か誘う人がいなければ、家にこもりきりになっている方を誘い、買い物に出る。夕食前に主人の印刷した原稿を読んでみる。よくこれだけに書いたものと思う。私の方はまるでエネルギーが吸い取られたみたいに原稿執筆を始められないでいる。自分でも何とした事だろうかと思う。

 夕べ長男から3回連絡が入っていたのに気づかずにいて今朝メールする。

バレンタイン狂騒曲

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  世の中はバレンタイン狂騒曲一色。デパートのチョコの高価なことに驚く。最低で4、5百円。1000、1500円はふつうと見えてくる。菓子業界の書き入れ時。乙女心、女心を掴み、義理チョコ、友チョコなる言葉までを使いまわして戦闘並みの販売促進。何をそう目くじらを、もてないからってそうやっかまずに。と言われても、目くじらを立てます。やっかみます。

 ある会社では経費がままならないので、女子社員でバレンタイン基金というものを設け、それでバレンタインデーを乗り切っているとも。この日が、もう困った日にもなっている。止めるにやめられなくて頭を痛めてもいるのだ。勇気をもって止めようという人があってもいい。

 西アフリカでは、カカオを生産するために、こどもたちが過酷な労働を強いられているという。心が痛む。そちこちでもっともっとバレンタイン一揆が起きてほしい。

☆  ☆  ☆

 午前は読書とアフリカの病院に送るための包帯作り。1時からプレミアムシネマで「ローマの休日」を観る。今回は隅々まで気をつけて観たが、実に優れた、よく出来、仕上がっている映画だと感心。その後は、地域のサロンに使う菓子の下見と予約のため、最寄りの菓子店へ。会場の予約が間違いなく取れているかどうかの確認。昨日も歩かなかったことで、すこし歩く。西の空は晴れていたが、東の空には雪雲が。途中去年末に開店した軽食やさんを覗く。一時期は朝の6時から開店していた。朝の散歩で、この店を知った。女性ひとりで起業、頑張っている。内心うまくいけばいいと応援してきた。新ネタおにぎりを二つ買う。毎月違う具のおにぎりを考案している。近くの画廊に立ち寄ったが、ちょっと心寂しい作品が並んでいた。追及するものが、私には見えていなかったのかもしれない。

 帰宅すると5時近かった。夕食前にまた読書。運動不足になっている。

姉に会う

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  午前は文学雑誌と。午後はすこし気晴らしをしようと姉に電話してみると、電気店に行きたいというので、その電気店で落ち合うことに。主人が午後からふれあいランドに水泳に行くという。折よく電気店近く。スポーツセンターで主人に降りてもらって、電気店へ。二階フロアーの奥を見通しながら進んでいくと、姉がドライヤーを選んでいる。母親が使うものだという。買い終えて、ノンクトンクへそれぞれの車で向かうと休み。隣の和風レストランでスイーツとなる。姉は健康状態がすこし心配。それでも100歳を超えた親の介護をしている。ヘルパーさんの助けもあるが、100歳を超えた頃から幻視がでているために、対応に苦慮し精神的疲労が見られる。施設にお願いしたこともあるが、部屋に閉じこもり、引きこもり状態となり、帰ると言って荷物をまとめて迎えをまつのだという。それで自宅で看ている。

 姉が2時半に来客があるというので、主人の迎えに戻る。二階のギャラリーから水泳をしているところをすこし見学。ところが目が見えにくいために確認できないでいると、「手を振ってますよ」と隣で見学していた車いすの方。聞くところによると、この方は陶芸をしているという。「見ていってください」と仰るので、陶芸教室にお邪魔する。高さ50センチ径50ありそうな大きな壺が乾燥中。表札や茶碗、皿も制作中であった。猫に自分が作った皿でエサをやったところ、ずっと喜んでその皿で食べていたが、ある日プラスチックの皿で与えたところ食べなかったらしい。猫も器の良さを知っているとはこの方の言。なるほど。

 家について、車を車庫にいれずに、主人に降りてもらって、私は運転席に。そのまま息子二人にバレンタインの発送のため某デパートと物産館へ。ふたりに同じものを買い集め、チョコレートを入れてそこで発送してもらった。頑張ってくれている、そう信じながら。

身軽になりたい

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  今朝は5時起きで別なブログを書き、6時半には公開。10時に出かけるまでに例の文学雑誌を読む。なにか落ち着かず、食事の後始末やら洗濯やら、しかしこれは主婦業という業務であって、仕事として行うのが当然。どうでもなどという意識をいったん持ったが最後、とことん怠けるようになるに違いない。だから主婦業も業務と弁えている。

 10時に出かけ、きょうは2時半帰宅。包帯づくりなどの作業もあった。主人はフルートを鳴らしていたが、その音の聞こえる周囲での読書はなかなか忍耐を要する。ほどなく執筆に入ってからは、こちらも静かに読んでいることができた。

 それにしても、家の改築があるのかないのか、別に居住できるアパートなりマンションなりに移るものなのかは、主人の決断一つにかかっている。息子たちには移転もありうると主人が話をしていた。

 夕食を終えて、書きたいこと記録できることを留めておこうかとキーを叩いている。主人はいま電話中。自治会の存続問題についてだ。自治会役員のなり手がない。私も役員の一人。いま揺らいでいるときに、辞めると宣言するわけにもいかず、あと3年留まることにしたが、今の状況では、これから先はもっと大変になるだろう。誰もが誰かにやらせておけばいいと思っている。仕事があります。介護があります。病気です。このあたりは仕方がないとして、そんなものを引き受けたらいつまでもやらされる、自由時間(遊び時間)がなくなるというのが本音と思われる。近くの町内では、自治会長と民生委員をやらざるを得ず、あまりに大変なので、何とか役員を替わってやってもらえないかと、28人に頼んだところが全員に断られたという。80歳は回っていらっしゃるかにお見受けする。民生委員を放棄したところ、市の福祉課長がやってきて頭を下げられ、また引き受けることにしたのだとか。自分の未来図を見た気がした。

 私がこの役員を引き受けた理由は、博愛からでもなく福祉の一端を担おうとしたからでもなく、役員を探しかねている主人を見るに見かね、人ではなく、主人をたすけるためであった。それが、数々の会議出席、講演会、講習会に動員がかかるようになり、また行政の期待から、サロンの開設、運営も増えた。またその他に経済センサス、労働力調査国勢調査、これも人手がなく引き受けたことであった。この中でも労働力調査は、寒中でもあり、また働きに出た方々の帰宅時間もわからず、非常な大変さがあった。年末になって何もしない怠けものと自分を評価したけれども、よくよく振り返ってみると、このほかにも、たとえ、任務とは関係ないと思っても、これはやって差し上げねばならないと思われることがしばしば飛び込んできたこともあり、決して怠けてはいなかったどころか、疲れていたといった方がいい。その疲れを自覚していなかったのだ。労働力提供もあった。すこし疲れている。一昨年はこれにもう二つの役割があった。それに没頭しているうちに、役員として見逃してしまったことがあり、表向きはそう責められなかったが、しっかりと仕事をしてこられた先輩がたからこっぴどく言われていたことを後で知った。それがもとで春先にはほとんど鬱状態。エンジンがかからずに困った。いまはすこし回復している。

文學雑誌を読み倒そう

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文學界」、これまで目にも留めなかった文学雑誌、とにかく読み倒そうというわけ。自分の感覚に合いそうな小説はまだない。何しろ辻邦夫とか三浦綾子といった世界を覗き見ている程度。そのほかにもさまざま読みはするけれども、読み散らかし。それほど自分には合わないものをなぜかなり我慢してまで読むのか。いまどきの感覚を、どんな作品がどんな順番で掲載されているのかを見ておこうというわけだ。

 それにしても、きょうは終日家にこもりながら、なかなかそれだけに没頭するというわけにはいかない。地域関係の来客、そして電話。きのう同期会のはなしを書いたところが、なぜか親友といったその人からの近況報告があった。読んでくださっている方々に誰とはわかるはずもないので、ちょっとだけ言えば、早朝に自宅前で転倒し、無意識のうちに家の中に這って戻っていたらしいが、その部分の記憶がないのだという。後頭部から結構な出血があったらしい。痛ましさに何といったらよいか言葉が浮かばなかった。できることがあったら言ってほしいと伝えたけれども。こちらの近況もすこしだけ報告。

 間断なく雪が降っていたわけで、除雪も。主人は午後から水泳にでかける。主人も地域や自分の趣味や用足し、除雪で終日忙しい。

同期会の幹事会

 ことしの夏に1泊して開かれる高校の同期会の幹事の会議があった。Tさんのお宅に8人が集合。出来上がった書面2通と返信の葉書、それに宿のパンフレットを発送するばかりに一つの封筒におさめる。5クラス分、126通。亡くなった同期生もある。2013年に同期会を行ったとき、その同期会の真っ最中に亡くなった方もあった。命の大切さを想い、また自分がこうして生きていることの不思議さを思った。理系とはいえない私に懇切ていねいに物理を教えてくれた同期生も亡くなっている。彼女は秀才だった。

 ここのところ読んでいる文芸雑誌の小説に登場する高校生にはビックリ仰天した。これは、きょうの午前で読み切ったけれども、あれが想像の世界とはいえ、あの小説に登場する高校生の感覚に比べるなら、自分たちは、まだまだ「若草物語」に感動、涙する時代であったと思う。大きな話題といえば、十勝沖地震の時に、窓から逃げた生徒がいたとか、早弁したとか、せいぜいその程度。女子高でもあり、平和そのものだった。

 この同期会のトップは、とある大病院の総務課の女性課長だった方。いい意味で仕切ってくれている。無駄ばなし、世間話はあまりなく、椅子に座って私たちの話し合いをにこやかに冷静にまとめ、作業を恬淡と見守っている。大震災のときに骨折、入院ベッドに部下を集めて会議を開いた話は面白かった。個性豊かな面々。学生時代には気づかなかったが、それぞれの個性を持ったまま齢を重ね、みな人格的な円満を遂げて集い来ている。持ち寄りのお菓子があふれ、総動員されたコーヒーカップ、緑茶茶碗が帰り際にはシンクのまわりにがらりと並んだ。これまで相談のために何度も集まってきたけれども、きょうが仲間として身近に感じた日であった。因みに私の親友だった二人は、同じ県内でも若干遠隔に住んでいるので、幹事には加わっていない。二人は真面目に受験勉強し後に教員になっている。私はといえば、弟から今でも、あんなに勉強しないでよく高校卒業できたね、と言われるほど。なぜか私は公立の短大に進んでいた。そしてなぜか今でも二人とは交遊が続いている。

 同期会の会合を解散し、歩いていたところ、Oさんがクルマを停めて、送っていくよ、と。スーパーまで送ってもらい、店内にはいると、きょう欠席した別な会議を終えたふたりとばったり。事情を説明。こちらの会議は地域の役員関係。会議がぶつかったのだが、行かなければ人に迷惑がかかる方を選択し出席したのだった。

 こうして書き出しながら、きょう出会った一人ひとりの顔が浮かぶ。感謝の想いが湧いた。